もう17年程前だろうか。
安曇野を旅行した時に入った絵本館で偶然出会ったのが
リスベート・ツヴェルガー氏の絵本。
すごいなこの人。
緻密で繊細な描写なのに大胆な構図。
ユニークなフォルム、美しい色。
そこにあった彼女の挿絵の入った絵本を全て買った。
買いすぎて重たかったので宅急便で家に送った。
絵本館のご主人に「何かご商売でもなさってるの?」って聞かれたほどだ。
でも彼女の本が全部欲しかった。
何度も何度も見返したが飽きる事が無い。
見る度に「すごいなこの人」って思う。
京都駅にある美術館「えき」で原画展があると知り「まさか!」と思った。
原画を見れるなんて。
リーフレットにサイン会の申し込みができるとあったので
ハガキを送って申し込んだ。
優しくて美しくて聡明そうな女性だった。
「私はイラストを描いているのですが、あなたをとても尊敬しています。」と
彼女に流暢な英語で伝えた。
あ、もちろん通訳の人がだけど。
オーストリアの人なので最後に「ダンケシェン」と言うのが精一杯だった。
まだ持ってなかった絵本を買ってサインをしていただいた。
原画は本当にすばらしいものだった。
点数も多くて1枚1枚じっくり見て行くにつれ・・・
あまりの素晴らしさに複雑な気持ちになってくるが、この気持ちを
どう表現していいのかわからない。
打ちのめされた感じか?いや・・う〜ん・・・やっぱり表現できない心境だ。
でも見れてよかった。本当によかった。
京都駅にある美術館「えき」で6月17日(日)まで開催中。
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